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三十三間堂 通し矢に挑戦

京都三十三間堂 堂前

全長120mもの縁を南北に矢を射通す「京都三十三間堂」の「通し矢」。 保元元年(1156年)から慶長10年(1605年)までの約450年間の通し矢は、武士たちが弓矢の上達を祈願するために行われ、それ以降は諸藩が「天下惣一」の掲額を争うためになされたものである。 慶長11年(1606年)尾洲の浅岡平兵衛が100射中51筋通して以来、これが刺激となって通し矢を試みる者が急増し、三十三間堂は「天下惣一」を争う競技場と化した。

これら通し矢の射手を一丸となって支えたのが「弓師・矢師・カケ師」などの存在だ。射手とこれら三者が一体化してはじめて通し矢の記録が塗りかえられるからである。

三十三間堂 写真

時移り、国宝に指定され、通し矢を試みることがほとんど不可能とされている現代の三十三間堂。 1987年12月19日、通し矢に挑んだ男たちがいた。射手・芦川5段、弓師・八代目小山雅司、矢師・佐藤功男らのプロジェクトチームであった。

この日の通し矢は100射がけ。 いったい何本射通すことができるのか。

通し矢 風景

射手・芦川5段にとっても弓師・矢師にとっても一つの狂いも許されない最初にして最後の通し矢であった。 この通し矢に弓師小山が用意した弓は、小山弓具が新たに開発した竹和弓「清芳」。内竹と外竹の間に0.3mmの炭素繊維を導入し、竹弓の冴えをそのままに高弾性を実現したハイテク弓具である。

息詰まる100射がけの末、芦川5段が射通した矢は9本。射手と弓師・矢師のあくなきチャレンジ精神の貴重な成果であった。

昭和63年1月15日、TBSテレビにて「三十三間堂・通し矢に挑戦」と題し放映

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