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小笠原流礼法教室 体験記

前通りの礼

今回の礼法教室では、まず前半に歩き方、座り方、回り方などの基本をおさらいし、後半は前通りの礼について習いました。 基本的には人の前は通らないようにするものですが、どうしても通らざるをえない時は礼を尽くして通ります。その際必ず相手に対して一礼をしますが、お互いの関係によって礼の深さや作法が異なります。

 

<自分が椅子に腰掛けている時>

上位の方が通られる時は椅子から立って下座脇に控え、少し屈体して待ちます。前に来られたら深い礼をし、背中が見えなくなったと思う頃に着席します。 同輩が通る時は椅子の前に立って一礼をし、通り過ぎたら着席します。 下位者が通る時は椅子に座ったまま片手指建礼をします。

<椅子に座っている人の前を通る時>

上位の方の前を通るときは手前で立ち止まり、両手を膝頭まで下げて深い礼をし、少し体を屈したままその前を足早に過ぎた後、体を直して進みます。 同輩の前を通る時は少し前で立ち止まり、両足を揃えてお互いに礼をし、腰を軽く屈して通り過ぎてから体を起こします。 下位者の前を通る時はその前に立ち止まり、軽く会釈して通ります。

 

前通りの礼すべてに共通することは、相手の2,3メートル手前で一礼し、なるべく早く通り過ぎることだそうです。 最後に座ってする礼のおさらいをして今回の礼法教室は終了となりました。 もし、自分が座っている前を無言で横切られたら不快な気持ちになりますが、通る際にきちんとした作法にのっとり相手に対して礼を尽くせばそういった気持ちにはならないでしょう。一礼があるだけでも相手に抱く印象は違います。このように、礼法とは相手に対し礼を尽くして正しい立ち居振る舞いをすることで、お互いに気持ちの良い関係を築くためになくてはならないものなのだなと感じました。

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