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小笠原流礼法教室 体験記

祝儀袋の包み方

桜が満開の時期になりました。神田本店から歩いて駅二つの九段下では桜並木につられて、花見客で賑わっているようです。

今回は奥山先生に祝儀袋と不祝儀袋の包み方を習いました。渡された奉書は、大きな文房具店で取り扱っているそうです。和奉書は縦に透かしのような線が入っているようなものとの事でした。水引はわりとどこでも売っています。神社の場合は水引も慶事も弔事も麻の場合が多いそうですね。

大きな紙の表裏を確認して、左だけ5mm大きめに半分に切り、大きい方を下に重ね、切り口の方を向こうに向け、四方の部分を揃え、札を入れる大きさを確認して三等分に折ります。この時、あんまりぎゅっと紙を折らないとの事でした。あまりぺったんこだとなんだか寂しいですよねと冗談を言われ、皆頷きます。上下を折るのも同様に、両方のバランスを見て折るのですが、慶事の包みは下の折り返し部分を上側にして上の折り返し部分を下に入れるとの事なので、水引で締めたときに裏の紙の重ね目が抜けないように、下の部分の折り返しを真ん中よりやや長めに作って置きます。

さて水引ですが、慶事ではほとんどが紅白、弔事では白又は白と水色や白と銀色などがあります。中央を留めてあるのは紅白の場合は金紙ですが、弔事の場合はもし、白の水引を束ねて作るなら銀紙がいいでしょうとの事でした。水引の本数も慶事は奇数、弔事は偶数と決めてあるそうです。中でも慶事の結納の場合などは、かなり立派な包みと水引の場合が多いですが、その時も水引の本数は偶数です。しかし最近は色々な水引飾りがありますからねえと仰ってました。

水引の真ん中に包みを置きますが、水引は左に薄い色を右が濃い色で、5本を揃えて折り目をつけながら一工程づつ丁寧に結んでいきます。何回もとまどいながら結び直すと、紐はよれるし紙は毛羽立つので、美しく仕上げるなら要点を抑えつつ一回でささっと完成させるのが肝心のようです。結んで紙の端から出る水引の端を1cmほど残して切りそろえます。

小笠原流では、奉書の表書きの、水引の上に○○料と書き、下に個数を書きます。お札を入れている場合は、金額を書きます。名前は右側に書きます。例えば、入学式用のランドセルを買って頂こうと思えば、ランドセル料と中央上に書き、下に個数(1個)そして左に自分の名前を書きます。そして熨斗(のし)を水引に挿します。通常右上に張ってあったり、印刷してあったりしますが、糊で貼ることはないので水引に差し込むのだそうです。

元々の熨斗の意味は伊勢神宮近郊で取れた干しアワビを綺麗な紙で包んで神様に捧げると言う事だそうなので、中央に包まっている黄色の平らなものを紅白の紙で包んでいますが、大事なのは中の黄色のアワビという事ですから、同じ海産物という事で海苔や魚、お酒を差し上げる時は熨斗はつけないということです。

小笠原流礼法教室体験記
No.153 着物の畳み方
No.152 畳紙の扱い方   
No.151 茶菓の出し方
No.150 続・送迎の礼
No.149 送迎の礼
No.148 風呂敷の扱い方