Koyama-Kyugu
Mobile WEB

小笠原流礼法教室 体験記

御仏前の作法

今回はお彼岸が近いとの事で、御仏前へのお線香と御焼香の仕方を教わりました。 奥山先生がおっしゃるには、よく御焼香で香をつまんで、手を上に向けて額に近づける人がいらっしゃいますが、小笠原では香をつまんだら、その手の形のまま香炉台にお供えするとの事でした。左手は指を床につけた指建礼の状態のままです。しかし、宗派や習慣によって宗教行事の作法は色々ですから、其の時はその場に合わせた行動を取った方が自然ですとの事でした。

 

質問が出たのは、御焼香は何度やれば良いのでしょうか?との発言。先生は、回数は一度でも良いが、その時は心を込めてお祈りする。例えば、人数が多くて時間をかけるのをはばかる時など、状況や立場を考えて行動しましょうとの事。しかし二度やる時は、香は始め奥に置き、次に手前に置く。三度のときは、始め真ん中に置き、次に奥、最後に真ん中と、香が均等になるように置きます。線香も二本取り火をつけたら決して吹き消さずに手であおいで消し、軽く頭を下げるように香炉台に指しこみ、合掌礼でお祈りします。 又御仏前に二席あった場合は通常と違い、二人の間が上座になります。その為、足の踏み出し方、回り方が全て二人向かいあうような形になります。

 

座布団の前に座り深い礼をした後に、座布団の上に座るために進む膝行と膝退ですが、今回新しく教わったのは女性の場合は折手礼の形で進み、下がる作法です。男性の場合は指先を正面に向けた折手礼です。これも又、慣れるまでは奇妙な動物が歩いているように見えるのですが、下座の手を始め少し進み、次に上座の手と下座の足を同時に進め、その要領で膝行又は膝退するやり方です。

 

何度目かの参加者の方は、始めは座るのも立ち上がるのも膝が痛くてと言っていましたが、今回は慣れた様子でした。先生のように自然な動きで立つ座る回るが出来るのは私もまだ先かもしれませんが、形を何度も繰り返すことで次第に体が覚えてきているようです。しかし爪立した時にかかとを付ける事や背中の形など、まだまだ気を抜くと自分で見えない所が至らない所だらけです。自分では見えない所だけれど、他人からはよく分かるのも恐ろしいですね。常に緊張感を持たないと、と反省する次第です。

小笠原流礼法教室体験記
No.152 畳紙の扱い方   
No.151 茶菓の出し方
No.150 続・送迎の礼
No.149 送迎の礼
No.148 風呂敷の扱い方
No.147 続・訪問先での作法